男性更年期って!?
男性にも「更年期」があるって知ってましたか?
~疲れ・イライラ・やる気が出ない…それ、男性更年期かもしれません~
「なんだか毎日疲れてる」「昔はもっと元気だったのに」「些細なことでイライラする」
そんな不調を、年齢やストレスのせいにしていませんか?
実はそれ、男性にも起こる「更年期障害=LOH症候群(加齢男性性腺機能低下症候群)」のサインかもしれません。
男性更年期ってどんな状態?
女性の更年期と違い、男性の場合は「気づきにくい・相談しにくい」のが特徴。
40代〜60代にかけて、男性ホルモン(テストステロン)の分泌が徐々に低下し、それに伴って次のような症状が現れることがあります。
男性更年期チェックリスト
☑すぐ疲れる・朝からだるい
☑やる気が出ない・集中力が続かない
☑イライラ・気分が落ち込む
☑性欲の低下・朝立ちがなくなった
☑眠りが浅く、ぐっすり眠れない
☑メタボ
☑ 髪や筋肉が減ってきた気がする
これらが重なると、仕事や家庭でのパフォーマンスにも大きな影響を及ぼすのです。
★男性更年期の原因は「ホルモン不足だけじゃない」
現代の男性更年期の背景には、単なる加齢だけでなく、次のような要素が関係しています!
原因 | 内容 |
男性ホルモンの低下 | テストステロンの分泌が年齢とともに減少 |
栄養不足 | 亜鉛・ビタミンD・たんぱく質不足でホルモン合成が低下 |
副腎疲労 | ストレス過多でコルチゾール(ストレスホルモン)の乱れ |
生活習慣の乱れ | 睡眠不足・運動不足・アルコール過多など |
つまり、「血液検査でホルモンだけを見ても分からないこと」が多いのです。
テストステロンが減るというのは、あくまでも「結果」であり、実は、加齢よりも、そのほかの原因が方が大きいと考えています。
ですから、男性更年期の症状のある方は、ホルモン補充療法という今の状態の治療よりも、その原因を見つけて、それに対する対策を立てていくことが、とても大切だと思っています。
執筆者


執筆者
総院長 / 七夕医院
医療法人梶の木会総院長 梶 尚志
分子整合栄養医学(オーソモレキュラー医学)に出会い、「人間の体は全て栄養からできている」という原理原則を学び、「薬を使わない治療、栄養療法」を実践、小児の不登校や発達障害、そして、女性の不定愁訴や不妊症、男性更年期といった、通常の治療ではなかなか解決できない悩みを解決。
取得資格
医学博士 / 日本内科学会 認定総合内科専門医 / 日本腎臓学会 認定腎臓専門医 / 日本プライマリ・ケア連合学会 認定医・指導医 / 日本抗加齢医学会 専門医 / 日本医師会 認定産業医 / 日本医師会 認定健康スポーツ医 / オーソモレキュラー・ニュートリション・ドクター(OND)