慢性疲労・自律神経の乱れ
慢性疲労・自律神経の乱れでお悩みの方へ
「年齢のせい」「気のせい」ではありません。分子整合栄養医学で“本当の原因”にたどり着きましょう
「朝起きられない」「やる気が出ない」「ぼーっとする」「寝ても疲れが取れない」…そのつらさは“栄養と神経の乱れ”から来ているかもしれません。
慢性疲労・自律神経の乱れとは?

“検査では異常なし”と言われるのに日常生活がつらい——そうした状態は「慢性疲労」や「自律神経の乱れ」が背景にあるかもしれません。
主な症状
- 朝起きられない/日中眠い
- やる気が出ない/感情が動かない
- 頭がぼんやりする(ブレインフォグ)
- 冷え/めまい/耳鳴り
あなたの不調を引き起こす「隠れた原因」
原因要素 | 内容 | 関連栄養素 |
---|---|---|
血糖コントロール不良 | 低血糖や血糖スパイク | ビタミンB群、クロム、たんぱく質 |
副腎疲労 | コルチゾール分泌不良 | ビタミンC・B5、マグネシウム、鉄 |
脳内伝達物質不足 | やる気や集中力の低下 | 鉄、ビタミンB6、トリプトファン |
自律神経の乱れ | 交感/副交感神経の失調 | マグネシウム、GABA、ビタミンD |
分子整合栄養医学による“体の中から整える”アプローチ
- 詳細な血液検査により「栄養状態」「ホルモンバランス」「慢性炎症状態」まで解析
- 結果に基づいた個別の食事アドバイス・必要最小限のサプリメント提案
- ストレス耐性を高める生活リズム・睡眠・光・運動の指導も含めた統合プラン
主な症状と栄養的アプローチ
◆ 朝起きられない・日中眠い
- 原因:鉄・ビタミンB群不足、血糖スパイク、低体温
- 改善:朝のたんぱく質・脂質・鉄分を強化+血糖安定化
◆ やる気が出ない・燃え尽き感
- 原因:副腎疲労(コルチゾール低下)、ビタミンC・B5枯渇
- 改善:副腎栄養サポートとストレス回避リズムの再構築
◆ 副腎疲労症候群(アドレナルファティーグ)
- 原因:慢性ストレス、腸内炎症、栄養枯渇
- 改善:副腎サポート用マルチ栄養・血糖安定・炎症低下戦略
◆ 頭がぼんやり・ブレインフォグ
- 原因:鉄欠乏・ビタミンB群不足・脳内ホルモン合成不全
- 改善:鉄・マグネシウム・フォスファチジルセリン強化と糖質コントロール
◆ 冷え・動悸・めまい・耳鳴り
- 原因:自律神経失調、鉄・ビタミンD・マグネシウム不足
- 改善:GABA活性サポートとミネラル補給、循環改善食の導入
実際の改善例
35歳女性|主訴:朝起きられず会社を遅刻しがち/日中の眠気と倦怠感
- 血液検査で鉄・ビタミンB6・フェリチンの低下が明らかに
- 食事の見直し(朝食にプロテイン+卵+野菜味噌汁)、サプリ補助で2ヶ月後には起床改善
42歳男性|主訴:燃え尽き感・集中できない・耳鳴り
- 副腎疲労マーカー低下、ビタミンC・B群・D不足
- 副腎サポート、血糖安定とマグネシウム導入で思考力・安定感回復
よくある質問(FAQ)
Q1. 健康診断では異常なしですが、相談できますか?
はい。健康診断では見えない“栄養の質的不足”を重視しています。
Q2. 通院頻度や期間は?
初診+再診(1ヶ月後)を基本とし、3〜6ヶ月程度のフォローで改善される方が多いです。
Q3. サプリメントは高額ですか?
予算と優先度に応じて設計可能。無理な販売は行いません。
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執筆者


執筆者
総院長 / 七夕医院
医療法人梶の木会総院長 梶 尚志
分子整合栄養医学(オーソモレキュラー医学)に出会い、「人間の体は全て栄養からできている」という原理原則を学び、「薬を使わない治療、栄養療法」を実践、小児の不登校や発達障害、そして、女性の不定愁訴や不妊症、男性更年期といった、通常の治療ではなかなか解決できない悩みを解決。
取得資格
医学博士 / 日本内科学会 認定総合内科専門医 / 日本腎臓学会 認定腎臓専門医 / 日本プライマリ・ケア連合学会 認定医・指導医 / 日本抗加齢医学会 専門医 / 日本医師会 認定産業医 / 日本医師会 認定健康スポーツ医 / オーソモレキュラー・ニュートリション・ドクター(OND)