女性の冷え性
女性の冷え性・むくみ・低体温でお悩みの方へ
「体質」とあきらめる前に。根本から整える分子整合栄養医学という選択
「手足が氷のように冷たい」「むくみやすくて夕方にはパンパン」「平熱が35℃台でだるい」…それは、“かくれ栄養失調”のサインかもしれません。
「冷え性・むくみ・低体温」は“栄養のサイン”かもしれません

- 末端の冷えがつらい(夏でも靴下必須)
- 朝ベッドから出るのがつらく、疲れが抜けない
- 夕方になると足がパンパンにむくむ
- 平熱が35.5℃以下
これらの症状は、血液の流れやホルモンの働き、代謝の低下が原因で起こることが多く、背景には「鉄欠乏」「ビタミン・ミネラル不足」「甲状腺ホルモン低下」などが潜んでいます。
こうして起きる体温の低下と血流障害
問題点 | 内容 | 関連栄養素 |
---|---|---|
血管収縮・血流不全 | 血管が収縮しやすく、毛細血管まで血液が届かない | ビタミンE、マグネシウム、オメガ3脂肪酸 |
基礎代謝の低下 | 体温産生が低くなり、熱が作れない | 鉄、たんぱく質、セレン、ヨウ素 |
甲状腺ホルモン低下 | 代謝ホルモンFT3・FT4が低く、エネルギー産生力が低い | 鉄、ビタミンA、亜鉛 |
むくみ | アルブミン低下/リンパ循環の不良/血管透過性亢進 | たんぱく質、ビタミンB群、ビタミンC |
根本改善のカギは「血液と細胞の栄養状態」
- 血液検査で、鉄・フェリチン・ビタミンD・FT3などをチェック
- エネルギーを“作れる体”になるためのたんぱく質とミネラル補給
- 体を温める「食」と、毛細血管のケア栄養素を導入
- 食事のリズムと温度感を整えるタイムスケジュール指導も実施
当院でのアプローチ「検査・食事・サプリメント・生活習慣」
- 詳細血液検査(保険外)
鉄・亜鉛・ビタミンE・FT3・血糖・アルブミン など - 食事提案
- 朝:プロテイン+卵+オイル入り味噌汁
- 昼:たんぱく質中心/糖質控えめ定食
- 夜:温かいスープと根菜類+就寝前のミネラル
- 必要に応じて
鉄剤・ビタミンD・オメガ3・ナイアシンなどの処方 - 入浴・運動・睡眠改善も含めた総合支援
実際の改善事例
34歳女性|主訴:平熱35.2℃/足先の冷え・むくみが強い
- 血液検査で鉄・ビタミンE・D・FT3が基準以下
- 朝のたんぱく食+鉄+オメガ3導入+就寝前のマグネシウムで3ヶ月後には平熱36.4℃、むくみも大幅改善
よくある質問(FAQ)
Q1. 漢方や温活、岩盤浴などでも効果がなかったのですが、変わりますか?
はい。体の“素材”となる栄養素が不足している場合、いくら外から温めても改善しないケースがよくあります。
Q2. 妊娠を考えているのですが、冷えは妊活にも影響しますか?
影響します。子宮内膜の血流やホルモン分泌、着床環境に「体温」はとても重要です。冷えを改善すると妊娠力も高まります。
執筆者


執筆者
総院長 / 七夕医院
医療法人梶の木会総院長 梶 尚志
分子整合栄養医学(オーソモレキュラー医学)に出会い、「人間の体は全て栄養からできている」という原理原則を学び、「薬を使わない治療、栄養療法」を実践、小児の不登校や発達障害、そして、女性の不定愁訴や不妊症、男性更年期といった、通常の治療ではなかなか解決できない悩みを解決。
取得資格
医学博士 / 日本内科学会 認定総合内科専門医 / 日本腎臓学会 認定腎臓専門医 / 日本プライマリ・ケア連合学会 認定医・指導医 / 日本抗加齢医学会 専門医 / 日本医師会 認定産業医 / 日本医師会 認定健康スポーツ医 / オーソモレキュラー・ニュートリション・ドクター(OND)