妊活・不妊体質
「何となく妊娠しづらい」「検査では異常なし」…でも赤ちゃんを望むあなたへ。オーソモレキュラー療法でホルモンと栄養状態を整え、“授かりやすい体づくり”をサポートします。
なぜ妊活に「栄養療法」が必要なのか?
妊娠は「ホルモン×代謝×免疫×精神的ストレス」がバランスよく整ってこそ成り立ちます。
排卵・着床・卵子と精子の質・子宮環境に至るまで、それぞれに「必要な栄養素」が存在し、それらが不足・過剰になると、妊娠しにくい体質に傾いていきます。
妊活は“月1回のチャンス”だからこそ、1日1日の体調管理が重要です。
検査で異常がないのに妊娠できないのはなぜ?
不妊治療の検査では「異常なし」と診断されたのに、何年も妊娠できないという方が多く来院されます。
このような場合、以下のような原因が“見逃されて”いることが多いです:
- 栄養素不足によるホルモン生成力の低下
- 血糖の乱高下によるインスリン抵抗性
- 活性酸素による卵子の老化・酸化ストレス
- 甲状腺ホルモンの微妙なアンバランス
- 慢性的なストレスによる副腎疲労
- 腸内環境の悪化による慢性炎症
これらは血液検査データを分子整合栄養学的に解析することで見えてきます。
妊娠力を高めるために必要な栄養素
妊娠プロセス | 関与する栄養素 |
---|---|
卵子の質(ミトコンドリア) | CoQ10、L-カルニチン、鉄、ビタミンB群、亜鉛 |
ホルモンの生成 | ビタミンB6、マグネシウム、コレステロール、ビタミンC |
子宮内膜の形成 | ビタミンE、鉄、葉酸、プロゲステロン合成サポート |
着床 | 亜鉛、葉酸、抗酸化物質(ビタミンC・E・グルタチオン) |
精子の質(男性側) | セレン、ビタミンC、ビタミンE、亜鉛、タウリン |
食事指導と必要最小限のサプリメントで体内環境を最適化します。
当院の妊活サポート(男女ともに対応)

当院では、以下の手順で妊娠力の底上げを行います。
- 初回カウンセリング(60分)+分子栄養血液検査
- ホルモン・代謝・栄養・腸内環境の総合分析
- 個別の食事・栄養プランの設計(男女別)
- 必要な栄養補助食品(サプリメント)の提案とフォローアップ
妊活に疲れている方には、「心身のケア」も重視してご提案しています。
こんな方におすすめ
- 婦人科の不妊治療で結果が出ていない
- 年齢的に妊娠を急ぎたい(35歳以上)
- 卵子の質を上げたい
- ホルモンバランスが乱れている(PMS・排卵障害)
- AMHが低い、FSHが高い
- 男性側の精子の質を上げたい
実際の改善例
38歳女性|2年間の不妊治療歴あり|AMH 0.7
血液検査にて鉄欠乏・マグネシウム不足・肝機能異常を認識。3ヶ月の栄養調整と腸内ケアで体温が安定し、5周期目で自然妊娠。
35歳男性|精子運動率20%→65%
ビタミンE、セレン、亜鉛の補充と生活改善で、3ヶ月後の精液検査で劇的改善。
よくある質問(FAQ)
Q1. 不妊治療と併用できますか?
はい。体外受精やタイミング法と併用される方も多く、治療成績の底上げにも役立ちます。
Q2. 夫婦で通えますか?
男性の栄養状態も非常に重要です。ご夫婦での相談も歓迎しております。
Q3. 年齢的に妊娠が難しいと言われていますが対応できますか?
年齢だけで判断せず、まずは血液データを精密に分析した上でアプローチを検討します。
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執筆者


執筆者
総院長 / 七夕医院
医療法人梶の木会総院長 梶 尚志
分子整合栄養医学(オーソモレキュラー医学)に出会い、「人間の体は全て栄養からできている」という原理原則を学び、「薬を使わない治療、栄養療法」を実践、小児の不登校や発達障害、そして、女性の不定愁訴や不妊症、男性更年期といった、通常の治療ではなかなか解決できない悩みを解決。
取得資格
医学博士 / 日本内科学会 認定総合内科専門医 / 日本腎臓学会 認定腎臓専門医 / 日本プライマリ・ケア連合学会 認定医・指導医 / 日本抗加齢医学会 専門医 / 日本医師会 認定産業医 / 日本医師会 認定健康スポーツ医 / オーソモレキュラー・ニュートリション・ドクター(OND)